自己注射、そして採卵
体外受精に対する最大の不安の2つ、それがこの自己注射と採卵でした。
(あともう一つはお金、、、)
果たして自分にできるのか、かなり不安でしたけど、進んでしまうとそんなこと思ってる暇なく、あれよあれよとやることになります。
私はショート法という誘発方法でした。
転院したクリニックの方針は、主に高刺激。
でも説明会の際、どんな方法にも対応してますとの話だったので、なんとなく「どれでいきますか?」とかくらいは聞かれるのかなーとか思ってたら、まったくそういうことはなく、
はい、何日目からこれを注射してこれを点鼻して、こうしてこうしてくださいねー、
とそれはもう、ポンポン説明されました。
私から、「あのぅ〜、これはいわゆる何法ってやつなんですか?」
と聞いて初めてショート法、と言われ、
「数値的にも問題無さそうなので、とりあえず1番スタンダードな方法でやっときましょう」
とのことでした。まぁ特に希望があったわけではないですが。
私はD2からブセレキュアを朝夜と1日2回点鼻、そしてゴナールとHMG富士をD3から6日間注射しました。
自己注射、、、最初は手震えました、、
針刺すのは痛く無いけど、液を流し込むのが痛いですよね、、
一回失敗して、すごい青タンになってしまいました(;´Д`)血管にあたっちゃったらしい。
ポジションが大事なのか、痛みの強い時と弱い時がありました。
D8に診察すると、結構卵胞が育ってたみたいで、採卵日はD11で決定しました。
最初の診察では、D13〜15くらいかな、と言われてたので、これも大慌て💦
旦那さんが朝いる日でよかった〜
採卵前々日の夜10時から11時に、HCGを打ったら後は待つのみです。
採卵2日前くらいからですが、お腹が張るわ張るわで、妊婦かのようになってました。
なんか気持ち悪いし、腹部膨満感というやつです。
これが噂のOHSSか?と心配になり、相変わらず検索魔になってました。
そして、緊張のあまり、まったく寝れず、当日に至ったわけです。
当日は、旦那さんは仕事のため、初・自宅採精でした。
病院は近いとはいえ、なるべく提出までの時間は短い方がいいかな、と思い7時半くらいに出してくれるといいなーというと、ほんとに7時半ぴったりに発射してくれました。(言い方←)
ほんと、協力的でいい旦那です。笑
カップを持って、すぐに病院へ。
その日は他にも何人か採卵の人がいて、私は8番目でした。
術衣に着替えて、トイレに行って、痛み止めの座薬を入れてもらい、点滴を打って、リカバリールームで待ちます。私は今回、局所麻酔でしたが、何かあったときのために点滴を入れておくそうです。
私の行ってる病院はベッドがカーテンで区切られてるタイプ。会話が結構丸聞こえでした。
順番を待っていると、次々に終わったと思われる人たちが帰ってくるのですが、その声が皆さん意外と元気そうで、あれ、もしかして大丈夫なのかなとか思ってたんですけど、、、
なんと、ちょうど私の隣のベッドの人が
ものすごい息も絶え絶え帰ってきました。
「はぁ、はぁ、、、」
「大丈夫ですか?痛み止めいりますか」
「お願いします...」
みたいな会話が聞こえてきて
((((;゚Д゚)))))))ひぃ〜
と、かなり恐怖心を煽られましたよ。。
そして、いよいよ自分の番が、、
手術室に入ると、先生に名前と生年月日を言って、看護師さんの指示に従って態勢を整えました。
そりゃあもう、流れるような作業でした。
そしていよいよ、恐れていた麻酔。
いつ来るいつ来る、、、と、覚悟してたんですが、
「今打ってますからね〜」と看護師さんに言われ、
え!これ?!ってなりました。
怖すぎて、家やリカバリールームで、10回以上はシュミレーションしてたおかげか、なんと、思ったよりは痛くありませんでした。
てゆうか、先に入れた座薬のおかげだと思います。
座薬様、、、!
その後いよいよ採卵になりましたが、麻酔が効いているのか、それも思ったよりは大丈夫な感じ。
看護師さんが2人、サイドから
「大丈夫ですよ〜、ゆっくり息をしてくださいね〜〜そぅ〜〜上手ですよ〜〜」
と終始優しく声をかけてくれました。
横にモニターがあり、看護師さんが、今何をしていると教えてくれるんですが、
キュイーン、キュイーン
て音がするんですよね。
卵を吸い取ってる音だそうで、
そのうちその音が妙にマヌケに感じてきました。
緊張すると、とにかく黙ってられない私。
「なんか、変な音ですね、、」
「何個くらい取れてるんですかね?」
「全身麻酔の人って、今日で何人くらいいるんですか?」
など、ずっと看護師さんに話しかけてしまい、
先生からすると、お前ちょっと黙れ
と思われたかもしれません。
反省反省💦
なんやかんやで、採卵時間は10分そこらだったと思います。
とにかく看護師さんが優しかったため、何とか乗り切ることができました。
その後、リカバリールームに戻ると、あったかい飲み物とお菓子を持ってきてくれました。
ただ、私が戻るころには、ほとんどのベッドは空いていて、ゆっくりするという感じではなく、お茶とお菓子を頂いたらすぐに着替えて出ました。
痛みは少しありましたが、生理痛みたいな感じでした。
その後、内診と診察。
内診の時に、ガーゼは抜いてもらいましたが、スルスルスルスル〜〜と、色んなブログで皆さんがいってる万国旗感を感じて、これか!と思いました。笑
取れた卵の数は10個。
高刺激でこれは多いのか少ないのかはわかりませんが、とりあえず初回なので、ふりかけと顕微を半分ずつにしてもらいました。
何せ、今までいっっっかいもかすったこともない私。。
果たして受精するのか、、、
ドキドキ不安な時間ですね(;´Д`)
祈りながら待ちたいと思います。