sumachanの日記

30代半ば、3年間の妊活を経て晴れて妊婦へ

クソ人間だもの

今回も虚しくリセットしました。

 

今回はAIHのみで、タイミングも取れずだったし、体もまったくいつもの通りでしたので、期待してませんでしたが!

その通りでした。

 

はい、次!

落ち込んでる暇はないですね。

仕事してると、気がまぎれるのでやっぱり仕事があってよかったと思います。

じゃないと高温期の2週間やリセット後、私はもたない気がします。

 

 

 

相変わらず、周りは妊娠報告ラッシュ。

中には妊娠したからそれをお祝いしましょう、みたいな集いもありますが、

正気かよと思ってしまいます。

 

 

世の中の自然妊娠できた人って、本当に自分たちの妊娠出産は、周りの人誰もに大歓迎で祝福されて当然で、疑いもしないんでしょうか。

知らせを聞くだけで落ち込んでる人もいるのに。

 

 

 

少し前ですが、友だちにこんなことを言われたことがあります。

その子には不妊治療をしてることを話していないんですが、なんかの話の流れの中で、

 

「なんか体外受精とかあるけど、そんなんする人ってすごいよなぁ。なんか怖いし、そこまでしてって思うわぁ」

と。

 

 

その瞬間私の心の中でシャッターが降りましたけどね。

閉店ガラガラと。

その子は、すでに2人、ポンポンと妊娠して出産しています。そんなに仲良い友だちではなかったけど、別に嫌いだとは思っていませんでした。

別にその子に悪気はありません。

 

自分だって、もし不妊に悩んでなければ、共感してたかもしれません。

 

 

 

 

そもそも、私も少し前までそんな人間でした。

 

結婚した時も、キャピキャピと結婚式の話とか新婚生活の話とか、職場や仲間うちでしてました。

きっと、それが叶わない人からしたら、すごく不快だったと思います。

 

 

飲み会で、その時たまたま噛んだり言葉が上手く出てこなかったりしたことがあって、

「やばい。脳梗塞かも。ハハハー。」なんて笑ってたことがありましたが、

しばらく後で、一緒に飲んでた子のお母さんが脳梗塞だったと知ったこともありました。

 

 

すごく痩せた友だちに、「大丈夫?死なないよね?笑笑」と冗談の軽い気持ちで言って、相手も「いやいや、死なへんから!」と笑ってくれてたんですが、しばらく経ってその子の病気が発覚したこともありました。

 

 

 

 

本当に

あの頃の自分をぶん殴りたいです。

 

 

 

私ももしかしたら数々の人にシャッターを降ろされてきたのかもしれません。

 

 

世の中には様々なマイノリティーがいます。

むしろ私は、大きなくくりの中ではマジョリティーです。

 

病気、障害、貧困、国籍、LGBT、、

きっとみんな、「なんで自分だけ」と、不条理な思いを抱えて生きてます。

 

私が羨ましいと思う自然妊娠できた人だって、当たり前だけど、悩みはたくさんあると思います。

 

 

水泳の池江選手のコメントの中に、「神様は乗り越えられない試練は与えない」とありましたね。

 

私にとって乗り越えるということが、「妊娠する」ことなのか、「別の道を見つける」ことなのかはわかりませんが、

私にとっては、この不妊という試練は、きっと必要な試練だったのだということは間違いありません。

今まで、人の痛みというものに鈍感すぎたのかもしれません。

 

 

大馬鹿クソ野郎ダメ人間が、せめてクソダメ人間くらいにはなれるように、

せっかくたくさん悩んで傷ついたのならば、人として少しでも成長しないと意味がないなぁと思う今日この頃です。